nezunezu’s diary

ねずみのにっき

シンエヴァ殴り書き感想文(ネタバレあり)

 

 

エヴァンゲリオンが終わった

 

明確に終わったと感じた瞬間があった

 

感じた瞬間、崩れ落ちるように泣いた

 

泣いた理由は分からなかった

 

 

 

TVシリーズをループして書き換えて還るべき場所に還って終わったように感じた

 

 

 

少年少女の鬱屈、苦しみ、パニック、恐怖

いずれ終わるだろうけれど終わりの見えない感情のループ

TVシリーズを見て最初に感じた大人の理不尽な押し付け、親との関係

 

少年少女の感情を吐き出す機関のように描かれた25話と最終回

 

何も解決しない、解放もされない。

苦しむように終わったTVシリーズ

 

まだ子供で共感できてしまった私は、

自分のまだ子供で我儘で自分の苦しみを他人に解決してもらおうとするような自分の傲慢さに気づいてしまって頭を抱えたりしてた。

色んな自分を知れた好きなTVシリーズ

 

 

多分分岐点は『屋上に落ちてきてシンジ君と遭遇したマリ』な気がする

 

破の終わり、

『誰かのせい』じゃなくて『自分の為、大切な人の為』

エヴァンゲリオンに乗ったシンジくん。

 

結果として『自分のせい』でサードインパクトを引き起こしたシンジ君。Qのどうしようもない空虚感は恐怖でしかなかった。

その苦しみを罪悪感を飲み込んで消化して

『もうなにもしたくない』を

『もう誰も失いたくない』に変えて動き出したシンジ君。

 

 

こんな簡単な言葉で片付けられないけれど

TVシリーズが『少年少女達の苦しさを救う物語』だとすれば

新劇場版は『少年少女達の大人への成長物語』

だったのかなって思う。

 

大人になることが本当に正しいのか。

 

それはなってみないとわからないけれど

 

いつまで経っても拗ねたガキのままでは

 

生きていけない。

 

大人になったシンジ君が私はとても好きだった。

 

 

大人になりたいと思わせてくれた好きな新劇場版。

 

素敵な終劇をありがとう。

 

すべてのエヴァンゲリオンにありがとう。

 

 

 

(2021.6.24 0:25 深夜テンション)